こんにちは。
アリヨンスのマリッジコーディネーター みかです
今の時代、結婚するカップルの実に4人に一人が婚活アプリでの出逢いから結婚されています。
TVなどでも婚活アプリ(マッチングアプリ)のコマーシャルをごく普通に目にするようになりました。
「4人に1人」というとすごい数字のように感じますが、ここには数字のマジックが潜んでいます。
確かに数字としては間違いないのですが、結婚相談所を利用している人の何倍もの人が登録されているので、分母がかなり大きいことが実は伝えられていません。
分母が多ければ分子の数字が大きくなるのは当然なことであり、実際に婚活アプリ利用者の中の成婚者の割合はいくらか、ということはどこも謳ってはいないのです。
(4人に一人の割り出し方は、実際にその年に婚姻届けを出した方の出逢いの手段は?という統計から割り出されています。気になる方はこちらの記事をご覧くださいーアラフィフのマッチングアプリ婚活の光と影)
そんな訳で実際に婚活アプリ経験者にインタビューすることができましたので、その結果を検証してみたいと思います。
アプリでの婚活経験者の生の声
今回の被験者はお知り合いの20代の女性になります。
Aさんは、控えめで優しい雰囲気の女性で、現在は派遣のお仕事をされています。
今までの交際経験は一人と、今時の女性にしては少な目ですが、その辺りは慎重で控えめなお人柄故なのかもしれません。
30歳を目前にして、そろそろ結婚をと意識をするようになり、某婚活アプリに登録をされました。
そしてAさん、実は20代前半で結婚相談所に登録した経験もお持ちです。
その際は、年齢が若すぎたせいか、リアルにお見合いで結婚のイメージを持つことができず、早々にリタイヤされたそうです。
Aさんは短いながらも結婚相談所、婚活アプリの両方で活動された経験をお持ちでしたので、今回是非にとインタビューをお願いし、「これから婚活される方のお役に立てるのでしたら」と、快く承諾をしていただきました。
Aさんの活動期間は、現在3ヶ月ほどで、現在も活動中です。
Aさん曰く、アプリでの婚活は危険も潜んでいるので、いきなり会うことは絶対にせず、まずマッチングするとしばらくはメッセージでやり取りをし、感じが良ければ電話で話す、そこで会っても良いかな、となれば会う、という感じで活動されていたそうです。
そんな中でも、ちょっとメンタルをやられることもあったそうです。
例えば・・・
・メッセージで
「Aさんは犬派ですか?猫派ですか?」
「犬派です」
返信を待っている5分の間に男性にブロックされていた
・初めての電話で、数分ほど会話をした後に
「ちょっと家族に呼ばれたから待ってて」
と言われ、電話を切り、待っている間にブロックされた
etc
聞いている私でも「そりゃないわぁ」と、思うような出来事が。。。
もちろん、普通に会話ができ、会える男性の方が多かったのですが、自分が良いと思うお相手からは「いいね」がこず、会える男性とは交際に進みたいという気持ちにはなれず・・・
そろそろ精神的に疲弊をしてきていると言います。
ここからは、Aさんの婚活アプリでの体験インタビューの内容です。
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「アプリは気軽に登録できるせいか、男性のプロフィールが残念すぎます。
まず、写真が残念すぎ
170cmあれば高身長と思うくらい背の低い男性の確率が高い。
いえいえ、決して身長だけが男性のスペックと思っている訳ではないんですけど
あと、話しが続かない人も多い
こっちが一生懸命に話をふっているのに、そうですね、の一言で終わらせるのって、どうなのかなぁ・・・
そういう人に限って後から楽しかった、ってメッセージが来るんですよ。
えっ、楽しかったのぉってなる。
結局、やってみた感想としては、プロフィールは圧倒的に結婚相談の男性の方が良かったですね。
年収も高い人が多いし、お金をかけてるから当たり前か、とも思うのですが・・・
あと、圧倒的にちゃんと対応してくれる率が高かったように思います。
結婚したい人しか登録していないのですから、それも当たり前と言えば当たり前ですけど。。。」
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それは確かにそうですね。
お見合い途中で「ちょっとトイレに行きます」と言って、バックレる男性はいませんからね
まとめ
Aさんが活動されていたアプリは次のようなシステムになっているそうです。
男性か女性のどちらかが「いいね」を送り、もう片方が「有難う」を押すと、そこで初めてマッチングが成立します。
Aさんの体験ではマッチングをしても、男性から全くメッセージが来ない、ということが半数くらいあったそうです。
男性との会話の中で結婚観の話になり、「結婚相手が欲しいなら結婚相談所の方が絶対にいいよ!」と言われたこともあったそうです。
以上のことから言えること。
ほとんどの若い男女は結婚相手を見つけるというよりは、恋愛をしたいと思って婚活アプリに登録をします。
男性の心理は
「彼女が欲しい。
その彼女と続けば結婚も考えるかも」
対して、女性の心理は
「彼氏が欲しい。(ここは男性と同じです)
上手くいけばその彼氏と結婚したい」
これは恋愛心理でよく言われることでもあります。
男性はより多くの子孫を残したいという本能を持っていますので、沢山の女性と交際をしたがりますが、結婚したいと思う女性はその中でもほんの一握りです。
対して女性は、より優良な遺伝子を残したいという本能から、交際をする男性は慎重に選びますが、一度恋愛関係になればそのお相手=将来の結婚相手として意識するようになります。
この差が男女のトラブルを招く要因になるのです。
アリヨンスにも
「もう3年も交際をしていましたが、彼が一向に結婚しようとは言ってくれず、お別れしました」
のような感じで、泣く泣く婚活アプリで知り合った男性に見切りをつけ、相談に来られる女性からの問い合わせが本当によくあります。
不動産で「お手頃、お買い得」と言われる物件はまず無いと言われます。
お手頃と言われる物件には、必ず何かしらの瑕疵があると言って間違いないと不動産関係の営業マンは言います。
婚活も同じと私は思います。
要はお金をかけた分のサービス内容な訳です。
結婚相談所で婚活するということは、時間をお金で買い、婚活アプリより効率的に活動をするということに他なりません。
なにしろ、結婚相談所には、「付き合ったら結婚するかもしれない~」なんて男性はただの一人もいないからです。
婚活アプリで知り合い、結婚するカップルは確かに存在します。
皆さんは、婚活をするなら媒体としてどちらを選びますか?
本日も最後までお付き合い頂き、有難うございました。