こんにちは。
アリヨンスのマリッジコーディネーター みかです
今週の土日、アリヨンスではとても素敵な出来事がありました。
一組の真剣交際カップルが誕生したのです
男性会員Kさんが、お見合い当初から思いを寄せていた女性に、思いのたけを告白、無事了承頂いたのです。
報告のLINEの文面から、Kさんの溢れでんばかりの喜びが伝わってきます
Kさん、良かったですね
そして、本日のお題は、家族の事。
結婚するということはそのお相手ばかりではなく、その方の家族を含めて受け入れる、ということです。
旦那様になられる方、奥様になられる方のご両親、兄弟姉妹ともに家族、親類になるということなのです。
私は、よくお相手を選ぶ時はご家族の仲が良い方が良いですよと会員さんにアドバイスをします。
結婚を決める上で、このご家族が理由となって破談になることもあるからです。
そして、ご家族仲の良いご家庭で生まれ育った人間は、精神的にも安定されていますし、愛情豊かな方が多いのもその理由のひとつです。
ここで少し、私の家族のことについて書きたいと思います。
私には年頃の二人の娘がいます。
上の子は諸事情で、もの心ついた時からなかなか友達ができませんでしたし、できてもすぐに離れていってしまう、の繰り返しでした。
そして中学の頃にはいじめも経験しました。
彼女は今でも卒業式のシーズンは大嫌いだと言います。
今でも覚えているのは、中学の卒業式、彼女は最後に記念撮影をする友達がいないので、式には出席したくない、と言い出したのです。
でもせっかくの卒業式、私は彼女が卒業証書をもらう姿を見たいと思いました。
「記念撮影の前に必ずお迎えに行ってあげるから、式だけは出ようよ。」
そういって卒業式に出席させたのです。
しかし、式後迎えに行く直前にママ友とパッタリ会ってしまい、お迎え場所の学校隣の公園に行くのがほんの少し遅くなってしまいました。
急いて駆けつけると、生徒達みんなが楽しそうにスマホで記念写真を撮り合っている中に、一人ぽつんとフェンスにしがみつて泣きながら私の名前を呼んでいる娘の姿が目に入ってきました。
胸の奥がキュンとしめつけられるような思いで、申し訳ない気持ちでいっぱいで彼女の手を取り、ママ友に泣きべそ顔のツーショットを撮ってもらったことが今でも鮮明に思い出されます。
高校の卒業式も、大学の卒業式も、彼女には辛い思い出です。
歳を重ねるごとに彼女は、人間不信に陥り、自信を無くし、厭世観に苛まれるようになりました。
しかし、そんな中でも彼女が私に言う言葉があります。
「うち、ママがいたからなんとか学校は卒業できたよ。
友達は今もいないけど、ママがいてくれるからいいかな・・・」
彼女なりの落としどころ、納得のいく答え、というところでしょうか。
友達はいても父母と仲の良くない同級生と比較し、これはないけど、これはあるという彼女の中での納得です。
何かあった時に傍にいるのはその家族に他ならないのです。
彼女が問題を抱えているのでは?と気づいたのは、何を隠そう私の彼Tくんです。
それまではめちゃくちゃ成績が悪くて要領が悪いだけの不器用な娘という印象しか、私の中にはありませんでした。
Tくんは私と、私の家族、全てをひっくるめて受け入れてくれました。
最初のうちはストレスで参っていたこともありましたが、今ではすべてを享受し、受入れ、協力してくれています。
また、もう一人の娘には大分寂しい思いを知らずしらずのうちにさせてしまっていたようです。
「ママはいつもお姉ちゃんの事ばかりじゃん」
と思ってもいなかったショッキングな言葉を浴びせられ、Tくんに相談すると
「そうだよ。
今まで気が付かなかったの
みいちゃんはいつもMちゃん(上の子)の事ばかりだよ。」
とあっけらかんと言われれて、ダブルショックを受けたり
下の子に関しても色々ありました
しかし、昨日友達とのトラブルを泣きながら打ち明けられ、泣きじゃくる彼女の背中を撫でてあげながら、
「こんなにとんがっている子も、最後はやっぱり家族に相談するんだな」
と感じながら、久しぶりにじっくり彼女と将来のことなどについて、話し合ったのです。
ここまでだらだら書いてきて何が言いたかったかというと、家族は楽あり苦ありだけれども、意外と苦の方が多いもの。
それをも含めて受け入れ、家族になれる人を、皆さんには見つけて欲しいということです。
そして、ご自身の家族を受け入れてくれたお相手には精いっぱいの感謝の気持ちを伝えましょう、ということです。
人を愛する、とはきっとそういうものだと思うのです。