こんにちは。
アリヨンスのマリッジコーディネーター みかです
本日のお題は、今どきこんな良い人いたんですかぁというアラフィフ男性会員さんの起こした奇跡のお話です。
その男性会員Aさんは、以前成婚退会された会員さんのご紹介で入会くださった会員さんです。
「背が高くて、学生時代はバレーボールの選手として活躍していたらしいです。
男の俺から見てもカッコイイんですよ。
それにすっごく良い人なんですけど・・・奥手なんですよねぇ
典型的な結婚相談所向きの男性だと思うんですよ。
みかさん是非面倒見てやってください」
という事で、昨年の年末に3人で面談し、元会員さんの強烈な押しもあって入会を決めて下さいました。
年を越して活動開始となったAさん、私の第一印象は
「物静かな方だなぁ。
歳の割に女性慣れしていないし、お見合で間が持つかなぁ」
正直、こんな感じでした。
しかし、この時の私は不覚にも彼の本当の魅力に全く気が付いていなかったのです。
というよりも最初は彼の問題点ばかりに目が行ってしまっていました。
活動開始してすぐ、ラッキーにも一人の同年代の女性と仮交際中となったAさん、
何度かデートを重ね、このまま真剣交際に突入か?と思いきや、
「彼女を好きになれる自信がありません」
と、あえなく交際終了となってしまったのでした。
活動開始して、すぐに幸運な出会いがあったせいか、この時のAさんは
「お見合して仮交際となっても、3回デートをできる女性は稀なんですよ」
という私の忠告の意味も良く理解できていないようでした。
しかしその後、申し込んでも申し込んでもなかなかお見合が成立しない。
やっとお見合ができても「会話が弾まなかった」という理由で大概が玉砕。
その中からやっと一握りの方と交際成立となっても、1回目のデートで敢え無く玉砕。
このような状態が長く続き、
「今になってみかさんの言っていたことがやっと分かりました。
もっと、○○さん(交際終了した女性)と、きちんと向き合えば良かった。
ついつい、もっと良い人がいるんじゃないかって、思っちゃったんですよね。
自分が馬鹿でした」
と深く反省したようでした。
「このまま意気消沈して、退会するとか言わないかな」
と心配していたのですが、すぐにそれは杞憂だったことが分かりました。
学生時代、バリバリの体育会系部活で鍛え上げられたせいもあって、Aさんはとても我慢強かったのです。
断わられても断れれても、文句ひとつ言わずに黙々と申し込みを続け、お見合が成立した女性とは真摯に向き合い、女性からの申し込みは、たとえどんな人であったとしても受ける、というスタンスを貫いたのです。
つい先日も、Aさんにお申込みをくださった女性のプロフィールを確認しながら
「さすがに受けないだろうな(少々大柄な女性でして)」
と思って取り次ぎをした女性にも、OK返事をくださって、本当に感動しました。
人は容姿ばかりが全てじゃないと頭で分かっていても、なかなか行動に移せないのが人間です。
上手くいかなければ諦めたくもなりますし、仕事や家庭の事情で活動意欲を削がれてしまう会員も多い中、黙々と活動を続ける彼を、素晴らしいと今は思えます。
実は彼は今、プライベートで大きな問題も抱えていまして、心の中は複雑な筈です。
そのことに対し文句ひとつ言わず、常にマイペースで笑顔を絶やさず温厚な彼に、必ずや幸せが来ることを願って止みません。
今は分かる彼の魅力、それは
「お付き合いを重ねるほどに味がでる人間性」
とでも言いましょうか。
頑張れAさん
未来は明るいはず